おそがけに失礼。
ガンバル不動産の「ゼロはじブログ」をお読みいただき、ありがとうございます。
今日も「土地探しの3STEP」の続きです(何回までいくかよくわかりません)
■相談しないと全ての努力が無駄になる!
血反吐が出るほど学び、必死で見つけた土地であっても
理想の家が建てられるとは限りません。
選び抜いた土地で本当に思い描く建物が建つのかどうか。
その判断は、土地について専門知識を持ったプロの見立てが必要となります。
■実際の話
見晴らしのいい土地に家を建てたいと思っているとしましょう。
不動産屋さんから、「ひな壇状」に住宅が並ぶような眺望のいい土地を2件紹介されました。
「わぁ~、ここ見晴らしサイコー!」
●ひとつは、理想のエリアより少し離れるけど金額はOK
●もうひとつは、理想のエリアだけど金額は500万円高い
金額のこともあり、ひとつめの土地で早々に決めることにしました。
土地がようやく決まったので、次はプランの打合せです。
そのとき問題が発覚します。
買った土地はゆるい斜面の土地であるため、周辺の見晴らしは最高にいいのです。
でも、少し気になることが。
買った土地の上の段には既に隣家が数棟建っています。
どの家も小ぶりな建物で、北側を妙に空けて配置し、つまり南寄りにポツンと建っています。
「不思議だな?土地を有効に使えばいいのに・・・。」
問題の理由がわかりました。
その地域は「がけ条例」という法律がかかっていて
北側の隣家の近くに寄せて家が建てられないのでした。
「がけ条例」
その対策として考えられることは
●南に寄せて家を建てる
●自分の敷地内に高さ1.5Mのコンクリート擁壁を15M作る
という設計士さんから聞きました。
困りました。
南に寄せると理想とする家は建ちません。
しょうがないので、無骨なコンクリート擁壁を建てることを選択しました。
■費用は誰が払うの?
コンクリート擁壁を建てることになってからの打合せ。
住宅の営業マンさんから書類を提示されました。
「擁壁見積書 金500万円也」
お決まりのモメモメコースです。
不動産屋は逃げます。「ちゃんと説明しましたよね、行政に相談しろと!」というばかり。
設計士は他人事です。「やらないと建てれません、ふが!」
営業マンはおろおろするばかり。「どうしましょう?すこ!」
結局は建てる人が払うのが筋なんでしょう、ということで
500万円ほどの追加費用を受け入れました。
銀行から追加融資を受けることになり
予定していた返済より1.5万円増えました。
新築を機会に車を買い変えようと思っていましたが
もう2年乗り続けます・・・。
500万円高くても、二番目の土地を買っておいたほうがトータルではよかったね、という話です。
■不動産屋の限界
こうしたトラブルは、何も珍しい話ではありませんし
不動産業者が悪いかと言われればそうではありません。
不動産業は、あくまで買い手の希望に沿った土地を探し
売り主と結び合わせる専門家。
実際にあなたがどういった家を建てるかに関してはっきり言えば
「ど~でもいい」のです。
不動産屋が売るものは「土地」だから。
売主と買主を結び付けて「仲介手数料」をもらうサービス業だから。
不動産屋が建築の知識まで持っていることは極めてまれです。
■わかる不動産屋に相談すべき理由
ふつうの不動産屋には家のことまで相談しにくいと
感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「どこまで相談していいのか、わからない」
「一度電話に出たら長時間話し続け、なかなか電話を切らせてもらえなかった」
「不動産屋に連絡先を教えたら、何度もしつこく電話をかけてきた」
こうした事例を耳にしたことがあると、
不動産屋に相談することで一方的に話が進められてしまわないかと
不安に感じる方が多いようです。
相談のハードルが高い不動産屋よりも
ネットで土地を探すほうが気が楽だと感じるかもしれません。
でも、ネットで探してきたとしても、個人間売買ではなく
不動産屋さんが仲介するので結局は同じことなんです。
より良い土地を探すためには
「土地とおうちのことまでわかる不動産屋」に依頼するのがおすすめです。
とんだ結末でした・・・。
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ガンバル不動産でした!
いつもあなたのそばに。
では!