南の福田海岸からは、波が砕ける音がこだましています。
今日もいい一日になりそうです。
さて、ガンバル不動産です。
今日は「新築住宅と分譲住宅の違い」の続きです。
※ほとんど忘れていますよね
こちからから振り返ってみてください
■新築住宅のジレンマ
新築住宅、とりわけ「注文住宅」に限定して考えてみます。
自分の思い描いた理想的な暮らしをするために
その線に沿って家を建てますよね。
あなたの「あーしたい、こーしたい」
は、すべて建物のコストに跳ね返ります。
ここが、すでに「できあがっている」分譲住宅と
大きく違うところです。
理想を実現し、かつ、お金も予算内に収める。
なかなか両立しないものです。
かといって
「妥協」することにも限界があります。
どうするか?
それは「ムダな注文」をしないことです。
■ムダな注文をしない
注文住宅は
この世にある、ありとあらゆる仕様・材料・建築パートナーを選ぶことができます。
建築基準法に抵触しない範囲であれば
ほとんどのことを自分で選択することができます。
ゼロからつくることができる建物。
つまり、「なんでもOK!」な世界です。
逆を言えば
「なんでもOK!」ということは
選べる要素が無限大にあるわけですから
「選ばなくていけないこと」が
とてつもなく膨大にあるということです。
素材選びだけで人生終わってしまいそうなくらい
実現したい理想に優先順位をつけなければ前に進めません。
それには
実現したい数ある理想の中で「ムダ」と思う軸を決めておきます。
その「ムダ軸」を決めたら
次は「やること」と「捨てること」をはっきりさせましょう。
たとえば
自分にとっての「ムダ軸」は
●床暖房はムダ
●全館空調はムダ
●第三種換気はムダ・・・と思う。
つまり
「将来どうなるかわからないものはムダ」という軸が決まりました。
次に「やること」「捨てること」を
何となくでいいので決めていきます。
●基本的な設備仕様は建築する会社が提案した中から選ぶ
●間取りは要望を伝えて、いくつか提案してもらう
●でてきた間取りを修正していく
●設備はおまかせでいいが、キッチンメーカーは自分で選ぶ
●食洗器はいらない
●洗面と脱衣は別にしたい
●床オークを使いたいが予算次第でパインも可
●外装はガルバリウム鋼板と木を組み合わせる
●ウッドデッキはDIYするが土間コンは施工してほしい
●耐震等級3 省エネ等級4にする
・・・とかいう風に。
■優先順位の付け方
「やること」「捨てること」が何となく決まりました。この中から実現していく優先順位付けをしていきますが
どのようにすれば良いのでしょうか?
「あーしたい、こーしたい」という何となく決めた要望を
すべて紙に書き出します。
ポイントは必ず付箋などに書き出して「記録」を残すこと。
そのうえで、それぞれの要望を家族全員で評価づけします。
評価づけは、【必要】【不要】【わからない】と3段階で評価づけします。
家族それぞれ【必要】という数が多ければ
まさに『ここはやる』という要素。
家族それぞれ【不要】という数が多ければ
その要望は『捨てる』要素になります。
【わからない】という要素は
最終的にもう一度評価づけしてみます。
建築パートナーさんに要望を説明するとき
口頭だけでは伝わらない自分の頭の中を
紙に書き出してあれば、理解も早く正しく伝わります。
注文住宅でコストを抑えるために
「ムダ軸」に沿って【不要】な部分をどれだけ
増やすことができるかにかかっています。
【不要】な部分は、できる限り「捨てる」ことで
建築コストを抑えることができます。
■まとめ
こんなかんじで
おうちづくりの初期段階から
建築予算の配分を「話し合って決める時間」を持てることが
注文住宅を建てる人の「最大の醍醐味」です。
ただ
この(面倒くさい)プロセスについて
どうしても実行することができそうもない人は
注文住宅より分譲住宅を選んだほうが
いいかもしれません。
今回もおよそ不動産屋のブログとはかけ離れてしまいました。
ホント、申し訳ございません。
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