買える金額を見極める
マイホームを手に入れるときに避けて通れないものは「お金」のことです。
具体的にする前に、知っておきたいことがあります。
それは、「どれくらいの予算が組めるのか?」です。
これを知らないまま土地探しをはじめてしまう人が案外多いのです。
自分の予算を知る方法って、そんなに難しことなのでしょうか?実は簡単なんです。電卓ひとつで計算できるんですね。
公式1 総予算 = 土地費+建物費+諸経費
公式2 土地費+建物費+諸経費 ≦ 自己資金(贈与含む)+借入額
この2つの公式をよく覚えておいてください。
ポイントは 自己資金と借入額以上のマイホームは「無理」ということです。
冷たいようですがこれを超えてまでマイホームをもつことはやめてください。もし手に入れたとしても、早晩手放すことになるでしょう。
で
お客様から「自分はどれくらい借りられるのか?」という質問をたくさんちょうだいします。
「借入可能額」
アプローチとしては2つ。
①年収から電卓ベースで計算する方法
②実際できそうな返済可能額から計算する方法
今日は電卓ベースで計算します。現在の年収から住宅ローンの「借入可能額」をチェックします。
一般的に住宅ローンの年間返済額=返済比率は、年収の30%以内が安心ラインと言われています。
これをもとに年収別に借入可能額の目安を計算してみました。
買える金額を『ゼロはじ』流住宅ローンシミュレーションでチェック
■年収からみる借入可能額の目安表
税込年収借入可能額(目安)
300万円 2100万円
400万円 2800万円
500万円 3500万円
600万円 4200万円
*返済負担率(年間返済額が年収に占める割合)30%、計算金利2.5%、3574円/100万円、35年返済、元利均等、ボーナス時加算なしの条件で試算。個人の状況によっては満額借りられないケースもあります
*計算金利は2.5%ですが、金融機関によっては2.5%より低い貸出金利で計算するところもあります(借入可能額が増えます)
電卓ベースではじいた借入可能額に自己資金を足した数字が 公式1 総予算 になります。
ね、簡単です。
なお、同じ年収でも家族の人数やライフスタイルにより返済できる額はそれぞれ違うはず。
そこで次回は、アプローチ②自分が返済できそうなリアルな返済額から借入額を計算する方法を紹介しますね。