だんだん春めいてきましたね。
さて、ガンバル不動産です。
今日はこんな話をシェアします。
■「旗竿の土地ってどう?」
土地の形状として「旗竿地」と呼ばれる土地があります。
文字通り旗のような形をしており
通路部分の奥に宅地が広がる土地です。
一般的には、整形地よりも土地評価が下がりますが
実際の住みやすさなどはどうでしょうか。
■旗竿地のメリットとデメリット
【メリット1】
●通りに面していないので静かである
【解説】
道路と建物の間に竿部分の距離があるので
前面道路の交通量が気になりません。
さらに
南側道路の土地にありがちな
リビングにいるときに賛否する人と目が合ってしまう、といったこともありません。
プライバシーも保たれます。
【メリット2】
●整形地よりも、土地が有効に使える
土地には建ぺい率、容積率といった土地のなかに
建築できる建物の面積に制限があります。
旗竿地の場合、通路部分も土地の面積として計算できるので
結果的に宅地部分に目一杯建築できるケースもあります。
【メリット3】
●購入価格を抑えられる
整形地に比べると資産評価が低いので
土地価格が若干下がります。
物件によっては
竿部分の価格は「タダ」や「1/3程度」で
売り出されていることもあります。
土地のエリア重視で物件を選ぶ場合には
選択肢を広げるための手段になります。
【メリット4】
●広告、チラシの投函が少ない
通路部分を入った敷地の奥にポストを設置すると
ポスティングチラシの投函がほとんどありません。
いらないチラシなどをパンパンに詰め込まれる心配はありません。
訪問販売や営業なども少ない印象です。
ここまではメリットでした。
【デメリット1】
●車の出し入れが不便
通路部分の幅員が3M 以下の旗竿他の場合
車を止めてしまうと自転車やベビーカーが通れないなど不便があります。
車種をコンパクトカーにするなどの工夫も必要ですが
幅員3.0m以上は欲しいところです。
【デメリット2】
●お隣さんが近すぎるケースもある
旗部分の面積が狭い旗竿地の場合
東西南北の建物にぐるっと囲まれている場合もあります。
メリットである宅地部分に目一杯建築できるという点が仇となり
「玄関ドアを開けたらお隣さんのトイレにいる人と目があった」とか
お隣さんとの距離が不必要に近くなる、ということもあります。
【デメリット3】
●建築費用が高くなる
旗竿地の場合、道路に面した整形地よりも
建築費用が嵩んでしまう場合があります。
とういうのは
通路部分が狭いので大型重機が入れず
工事が手作業になってしまうこともあります。
旗竿地は、やはり通路部分の幅員が重要です。
■まとめ
以上が旗竿地のメリットとデメリットです。
ただし、これは「一般論」なのでご注意くださいね。
旗竿地であっても、陽当たり・風通し良好な土地や
工事に支障のない物件もいっぱいあります。
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今日もいつものガンバル不動産でした。