朝、通学や通勤時間帯に大雨でしたね。今日もお疲れ様です。
昨日、ご縁があって媒介を結ばさせていただいた物件の「境界杭」の確認をしてきました。
■無いと困る
新しい造成地なら例外ですが、ちょっと古い造成地は全部見えるトコに境界標が設置されている方が珍しいのです。
測量図がない土地なら測量をやれば済むのですが、測量図だけはあっても実際はまったく見つからない土地があって、そういう場合はとても困ります。
測量図をもとに、この辺りではないかとスコップとつるはしでガツガツほじくりまわすことになります。
ご覧のように、測量当時にはなかった砕石が20センチほど敷設されてあって、お隣の方に事情を説明して掘らせていただきました。
この境界標は、砕石層が薄くて助かりましたが、造成する前が田んぼの場合がありました。
区画整理があって、土を1Mほど盛土したようです。盛土する前に境界標が設置してあり、そこに1Mも土を盛ったのです。
境界標は1M下に埋まっているので、見つけるまで人力で掘って探すことになります。真夏の時期にこれをやると死にます・・・
土地を買われた人が盛土をする前提で、境界杭を少し上にあげてせっちしてもらうように、ガンバル不動産手配の土地家屋調査士さんにはアドバイスしています。
■境界標が無いときどうするか?
測量図が登記されいてるけど、現地で境界標が無いとか見失ってしまっている売土地はどうするか?
買付申込をいただいた後に、売主さん負担で土地家屋調査士さんにお願いして、境界標を復元してもらうか、境界標を設置してもらうなどします。
費用は3~5万円掛かりますが、売却するときの諸経費だと思って売主さんにやってもらいます。
不動産業者としては、契約条項に買主さんに対して「境界の明示義務」がありますから当然です。
■まとめ
お金を出して買った土地がどこからどこまであるのかわからない土地を仲介するのは不動産業差にとっても、一般のお客様にとっても危険です。
ということで、境界標がなさそうな土地の場合は不動産会社にご相談くださいね。どう対処されるか、きちんと答えてくれるはずです。