いつもガンバル不動産の「ゼロはじブログ」をお読みいただき、ありがとうございます。
「家と土地の関係」 の続きです。
目次
1. ■家づくりに土地が影響する理由
2. ■新しい土地に引っ越す場合
■家づくりに土地が影響する理由
日本は4つの大陸プレートのうえに乗っている、世界でも珍しい国です。
それにより、古来より大規模な地震災害を受けてきました。
おうちは耐震補強がしっかりされていても、
地面の「液状化」にはかなわないことも多いです。
磐田や袋井、掛川は中小の河川が流れているエリアが多くみられます。
軟弱な地盤に建てられた家は
大きな地震の際には地面が揺れて
被害が大きくなる可能性があります。
1944年 東南海地震
災害史 「袋井市国民学校」
東南海地震において被害状況は
死者20名(疎開2名)、傷者25名(教師5名)
全壊2棟、半壊5棟の被害でした。
4年男・4年女の2組、2年西・2年東の251名が
倒壊校舎の下敷きになりました。
磐田市福田地区は高低差がほとんどなく
平坦な土地が広がっていますが、地面の下は泥が堆積した柔らかい地層です。
磐田市の北部は緩やかな台地で、地盤が固く液状化の心配はないとされています。
とはいっても、新しく造成された分譲地でも「切土と盛土」を施した土地は心配です。
もちろん
家を建てる前にあらかじめ地盤改良などを行って対策を取ることは可能です。
その場合は、地盤に予算がかかることになるので
住宅の予算が削られてしまう可能性も出てきます。
マイホームにかけられる予算というのは限られているので
土地と建物両方のことを考える必要があるのです。
■新しい土地に引っ越す場合
すでに開発が進んでしまっている土地の場合、
昔の土地の状況は分かりません。
一見問題なさそうな土地に見えても
造成する前の土地の状態がわからなければ
本当のことはわからないでしょう。
実はそれを見る方法があります。
静岡県地理情報システム
大正時代の磐田市福田(旧の福島村)
現在の磐田市福田地区
太田川の流路や川幅が河川改修で変わっているのがわかります。
静岡県GIS いろいろ興味深いです。
今日もガンバル不動産でした。
心はいつもあなたのそばに。
では!