2019年04月16日
南向きの土地と北向きの土地 ズバッとわかる ガンバル不動産
土地にいい土地も悪い土地もない
「土地は南向きがいいのか北向きがいいのか、どう思います?」
とご相談を受けました。
何も考えなければですが
「南向きの方がいい」ような気がします。
実際のところはどうなのでしょうか。
そこのところを本音トークしますね。
ガンバル不動産の自宅オフィスは西と南に道路がついています。
そこに南向きに家を建ててみて、1年生活して感じたことお話しします。
みなさんの土地選びの参考にしていただければと思います。
南向きの土地に家を建ててみて・・・メリット・デメリット
まず最初に、ガンバル不動産の立地から
●南西の角地
●東西に長い土地の形
●南の道路は3M
●西の道路は6M
●家の前には南の道路と空き地
●東側にお隣さん
●西側には6M道路をはさんでお隣さん
こんな感じです。
■土地が南向きのメリット・デメリット
□メリット1
日当たりバツグン
さすが南向きだけあって、日当たりは最高です。
洗濯ものも乾きやすいですし、たいてい昼間は自然光だけで過ごせます。
日当たりがいいと、明るい気持ちになれますね。
(日陰の家だと一日中電気をつけっぱなしらしいです)
朝からお日様が部屋に入ると一日の始まりが明るい気持ちになれますね。
以前、日当たりバツグンの家に住んでいたことがありました。
日当たりはいいのですが、西日です。
夏は夕方から熱を帯びた太陽さんが降り注いでくれます。
熱くてたまらないのでカーテンを閉めきると
ドヨンドヨンと部屋が暗くなる。
カーテンを閉めても輻射熱で、部屋の中まで熱くなります。
それが夜から朝にかけてもずっとなんです。
なので、「日当たりがいいと気持ちが明るくなる!」っていうのは
大きなメリットだと思います。
□メリット2
庭の植物が育ちやすい
日陰な土地だと、「日陰でも育つ植物」を選ぶ必要があります。
日当たりがいいと大抵、なんでも育ちます。
好きな花を植えられるし、家庭菜園でもぐんぐん野菜が育つのはいいところだ思います。
□メリット3
太陽光発電がバンバン発電する
我が家は南向きに片流れの屋根にしているのですが
太陽光の業者さんがひところけっこう来ました。
「うちも同業者です」と言って帰ってもらいましたが、
これ以上ないくらい絶好の発電所らしいです。
設計途中に売電のシュミレーションをしてもらったところ
やはり発電効率はかなりいいという結果になりました。
太陽光を付ける予定の方は、発電のメリットもあるでしょう。
(売電のためには価格的にはアレですよね)
というわけで、南向きのメリットは・・・
●洗濯物が乾きやすい
●昼間は自然光で過ごせる
●気持ちが明るくなる
●庭の植物が育ちやすい
●太陽光発電がしやすい など
という感じです。
続いて デメリットですね。
□デメリット1
日当たりが良すぎるために夏は暑い!
道路が南側にあるため、
遮るものがないのです。
ぜいたくな悩みですが
太陽の熱をさえぎるために
●視線をさえぎるレースのカーテンをつける
●ちょっとお高い熱だけ反射するガラスにする
●シャッターをつける
●外に庇(ひさし)を付ける
などの工夫が必要です。
□デメリット2
家の中が外から丸見え
日当たり重視で作った南向きのリビングが
道路から丸見えになります。
リビングのソファーで横になっていると
●ウォーキングの人
●犬の散歩の人
●ウロウロしている人
●配達中のお兄さん
●ごみ捨ての途中の人
●車で走行する人
●布教活動をするご婦人たち
などが前を横切ります。
南向きの土地は、道路が南にあることが多いため
どうしてもこうなってしまうことが家が多いようです。
□デメリット3
フプライベート感に欠ける
南向き道路だと、一番日当たりのよい部分を駐車場にします。
庭が広ければ心配ないのですが
●いつもカーテン閉めっきり
●誰かの気配を感じて過ごす
●庭が駐車場のために狭くなる
●目隠しのフェンスが欲しくなる
●フェンスをつけると風が通らない
庭が道路に面することになるので
子供を安心して遊ばせることができないのも難点でしょう。
・・・というわけで、南向きの土地のデメリットは
●日当たりが良すぎて夏は暑い
●道路から丸見えでプライベート感なし
●フェンスなどの外構でお金がかかる
といったところでしょうか。
北向きの土地はどうなのか?
メリット
●南が全部 庭に使える
●南が全部 部屋に使える
●プライベート感が高くなる
●土地のお値段が少し安い
デメリット
●玄関回りがさみしくなる
●間口が狭いと庭がなくなる
●玄関ホール近くに階段がくる
●玄関と水回りが近いプランになる
●南の家の水回りの窓がリビングから見える
などでしょうか。
とは言っても
「土地にいい土地も悪い土地もない」というのが
ガンバル不動産のモットーです。
そこにあるのは人間と同様、それぞれの特徴(個性)だけ。
どんな向きの土地であれ、メリット・デメリットはあります。
それを100%生かすのが設計です。
「何を最優先するか?」の価値観を
ハッキリさせることが大事だと思います。
ガンバル不動産の本音トークでした。
では 明日に続く・・・(^^)/