とんでもなく破壊的な勢力のようです。
さっきまで福田から見えていた青い空も
一気に黒い雨雲に変わり、雨が降ってきました。
台風養生、今のうちにやっておきましょう。
さて、ガンバル不動産です。
ガンバル不動産は不動産屋ですが
なぜか間取りの相談を受けることがあります。
好きなことなので
出来る限りお受けしています。
そんな中、あるお客様の間取りを見たら・・・
■違いを知る
注文住宅で間取りを考えることはおうちづくりの醍醐味です。
あーでもない
こーでもない
おまえ、そんなこと思っていたのか?
あんたばっかりずるい、それはだめです
まぁ、夫婦と言えども
育ってきた環境が違うし
別人格だし
価値観も違うので
おうちづくりは
お互いの「違い」を知るいい機会なんですね。
■ダメ間取りを見抜く方法
間取りを診る以前に
空間が成立しているかどうかを診る方法があります。
これを行うことで
間取りの問題点を一発で見抜くことが出来ます。
それは・・・
図面に家具を入れること、です。
「なーんだ、そんなのやってもらってますよ!フン」
という人は多いとは思うのですが
ここで重要なのは2つです。
●家具の大きさ テーブルとソファー
●通路の幅
ここまでちゃんと見ていますか?
家具図は書いてあるけど
寸法が小さいサイズで書いてあることがあります。
住宅会社がやりがちなのは
ダイニングテーブルとソファーを小さく書くことです。
あえて小さく書いて
狭いスペースを大きく感じさせ、広く見せるのです。
(狭さをごまかす)
12畳のLDKに
「ダイニングテーブル+ソファーセット+TVボード」の3点セットを押し込んで
空間として成立しているよう見せかけます。
「買えるもの全部ぶっこめ」時代の昭和ならいざ知らず、
「必要なものは実はあまりない」時代の令和では少々無理がありますよね。
●ダイニングテーブル
大人の肩幅を60cmとして
「最小寸法」は4人掛けで1350×750 程度です。
実際は、それでは小さいです。
できれば、1500×800 くらいは欲しいところ。
●ソファー
ソファもやけに小さく書かれることが多いです。
3人で座りたいなら
最低でも1800×900(タタミ1畳分)の大きさは欲しいところ。
間取りを確定する前に
ニトリや東京インテリア、MUJI、イケアなどで
家具の大きさを確認しましょう。
■通路の幅
もうひとつ重要なのが、家具と壁の間の通路幅です。
先日ご相談したお客さんの場合だと
1350×750のテーブルを置いた場合
リビングに移る時の通路幅が550ミリ(55センチ)しかありませんでした。
誰も座っていなければ何とか通れるのですが
座っていれば誰も通れない、幻の通路です。
この寸法はメジャーで測るとわかるのですが
むちゃくちゃ狭いです。
動線が悪いか
デザインがカッコ悪い
収納が少ない
とかは間取りを工夫したり、あきらめたり、モノを減らせばなんとかなりますが、
家具が入らないとか、通路が狭すぎるというのは致命的です。
20畳近いLDKなのに
ダイニング廻りがアパートと同じくらいの狭さ(広さ)って
どう思います?
特に
「この間取り、完璧でしょ、納得いく間取りができました!」と
施主さん自身が思っている場合はとても危険です。
家具の大きさと通路幅を意識した家具配置は
必ず行うようにしてくださいね。
では!
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「住まいには人生を変える力がある!」
磐田のガンバル不動産でした。
では!
※また晴れてきました 晴れて降って風が吹いて・・・人知が及ばない自然の力を感じます