いつもご熱心にお読みいただき、ありがとうございます。
60手前の伸び盛り、ガンバル不動産おおばです。
今回で終わりになります、土地の間口。
■間口の注意点
土地の間口いっぱいに家を建てられません。
家を建てる場合
普通はお隣のとの間に民法上50㎝開ける法律があるという話を以前しました。
これによると
建てられる家の間口は実際の土地の間口から1Mほど少なくなります。
普通の地域では、基本的には間口いっぱいには家を建てられないんです。
都心部など一部の街中(防火地域)では、コンクリート住宅などの建物を建てれば
隣地境界ピタもOKなケースもあります。
■どれくらいの間口のある土地がいいのか?
ガンバル不動産が勝手に思うのですが
玄関巾1.8M+リビング巾3.6M+左右巾1M=6.4Mは欲しいです。
つまり
地域差がもちろんありますが、磐田・袋井・掛川なら
最低7~8M位の間口がある土地を選ぶことが重要になります。
理由は
土地の間口が7M以下だと結構細長い間取りとなるため
奥の部屋の日当たりと水回りの配置に工夫が必要など必要となってきます。
これ以上間口が狭くなると、狭い空間に広がり感とプライバシー確保も
したいので設計難易度が格段に上がります。
朝のTV番組『十人十色』に出てきそうな「間口がすごく狭い住宅」は設計が難しいのです。
土地の間口について建築士の立場で見てみると
土地の間口が8M位確保できると間取りの選択肢はかなり広がります。
というのが実際に家の設計をしていた時の実感です。
間取りに少々こだわりがある方は土地の間口8Mを1つの目安にしてみてくださいね。
■間口が広い土地は値段も高い
ただし、間口が広い土地は値段が高い傾向があります。
予算によっては、思うような土地が見つからないこともあります。
そんな時は振り出し戻りましょう。
まずどんな暮らしをしていきたのか?
それを実現するにはどんな土地を探せばいいのか?
これを
『おうちファースト・土地セカンド』といいます。
土地探しをする前に建てたい家を決めて
家のプロから土地のアドバイスをもらう。
これが満足いく土地探しの一番の秘訣だと思います。
■まとめ
今回は家の間口について見てきました。
間口によって建つ家というのは変わります。
要望によって広い間口が必要なのか
それほど間口は必要ないのかというのが決まります。
まずは理想の家をかなえるためには
広い間口が必要なのか、そうでもないのか?
この部分をしっかり把握することで、土地探しにかける時間は節約できます。
ぜひあなたに合った土地を手に入れて、理想の家を建ててくださいね。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
ガンバル不動産でした!
では。