一段と暑い夏、8月です。
さて、ガンバル不動産です。
今回は、磐田の田舎でも道路が狭いエリアはけっこうあるので「道が狭い土地を購入する時の注意点」をシェアします。
■道が狭い
道が狭いと困ることが2つあります。
1.建築基準法から制限を受けるので困る
2.工事的な側面から制限を受けるので困る
この2点です。
■基準法で困る
建築基準法には「セットバック」という決まりがあって、家を建てるためには4mの道路に2m以上接道している必要があります。
仮に前面道路が3m(1.5m+1.5m)だった場合には、道路の中心から2mまで道路とみなします。
ということは、0.5mは自分の土地なんですが自分の都合で使うことはできません。
その部分には工作物を建てる事ができないので、そのセットバックした部分を道路に提供するようなイメージです。
しかも道路幅が4mない場合の建物は防火・準防火地域以外で建てる木造住宅は「準防火仕様」にしないといけません。
準防火仕様にすると、サッシや玄関ドアを準防火仕様になるので、ざっくり100万円ぐらい価格が上がります(ガクガクブルブル
道路が狭いエリアを探す時には、「セットバック」と「準防火仕様」という言葉を覚えておいてください。
■工事で困る
道が狭いと工事が困ります。
大型レッカーを使う工法のハウスメーカーの家は建てられませんし、無理くり建てるとコストが高くなるケースもあります。
基礎工事の生コン10トン車が普通より一回り小型の運搬車になって、1回で作業が済むところが2回とかの作業になって割高になります。
こんな車両も使います。
・上棟時のレッカー車
・地盤改良工事の特殊作業車
・上棟前の木材ユニック(吊り下げ)車
・職人さんたちのワンボックス
代表的な工事車両の一例です。
■道が狭い土地を見に行く時に気をつけるポイント
それは
工事車両が入れるかどうか?
現地の途中に曲がり角がないかどうか?
もしも、怪しい場合には住宅会社の営業さんに連絡して、現地を確認してもらってください。
近頃の木造住宅といえど、大きな工事車両が必要な場合もあります。
価格が安いからとあわてて土地を購入すると、後から建築費用が上がる可能性があるので注意してください。
■まとめ
今回は「道が狭い土地の注意点」をお話ししました。
やはり、事前に知識を深めて、わからないことは自分で調べておく、ここは本当に大切です。
トラブルの種を未然に防いでおきましょう。
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